Collaboration

Tokai

Collaboration第二回は、東海地方の6産地と、世界的に活躍するクリエイターによるコラボレーションを実現します。参加する工芸産地は、美濃焼(岐阜県)、美濃和紙(岐阜県)、有松・鳴海絞(愛知県)、尾張七宝(愛知県)、瀬戸染付焼(愛知県)、伊賀くみひも(三重県)。

そして、これらの産地と、David Caon、Lanzavecchia + Wai、Bethan Laura Wood、Philippe Malouin、Eugene Kangawa(EUGENE STUDIO)、Atang Tshikareの6組のクリエイターがタッグを組みます。

Tokai
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Yamollo
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12

Yamollo

伊賀くみひも x Atang Tshikare

(Tokai)

伊賀くみひもを用いた彫刻的な照明作品。山に抱かれた火山、炉に宿る火、身体に宿る精神のように、「内包」と「出現」を探求する。アースカラーの組紐のグラデーションは風景と肌を想起させ、中央のフォルムは立ち上がるように現れ、頂部で光を放ったのち、暗い色調へと移ろう。色彩を抑えることで組目の精緻さを際立たせ、基部に露出した糸は「火」の始まりを示し、光は頂点に集まる。仕切りとしても機能する周囲のシールドは、山、炉、身体となり、光と影を内包する。

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伊賀くみひもを用いた彫刻的な照明作品。山に抱かれた火山、炉に宿る火、身体に宿る精神のように、「内包」と「出現」を探求する。アースカラーの組紐のグラデーションは風景と肌を想起させ、中央のフォルムは立ち上がるように現れ、頂部で光を放ったのち、暗い色調へと移ろう。色彩を抑えることで組目の精緻さを際立たせ、基部に露出した糸は「火」の始まりを示し、光は頂点に集まる。仕切りとしても機能する周囲のシールドは、山、炉、身体となり、光と影を内包する。

Chair in Japanese Nuki and Dami style, The Everyday at the Atelier (Standard / Child Scale)
Chair in Japanese Nuki and Dami style, The Everyday at the Atelier (Standard / Child Scale)
Chair in Japanese Nuki and Dami style, The Everyday at the Atelier (Standard / Child Scale)
Chair in Japanese Nuki and Dami style, The Everyday at the Atelier (Standard / Child Scale)
Chair in Japanese Nuki and Dami style, The Everyday at the Atelier (Standard / Child Scale)
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Chair in Japanese Nuki and Dami style, The Everyday at the Atelier (Standard / Child Scale)

瀬戸染付焼 x 寒川裕人(EUGENE STUDIO)

(Tokai)

瀬戸染付焼の磁器タイルと、伝統的なほぞ継ぎの木工技法を組み合わせた椅子と茶器のシリーズ。「濃み(だみ)」技法が生む深い藍色の揺らぎと、眞窯独自の手描きの絵付けが、異なる筆致、直線・曲線の共存を生み、瀬戸染付焼の本質にある、変化するしなやかさを表す。作品の原型にはスタジオのアトリエで使われてきた椅子と、窯元で長年親しまれてきた茶器が用いられている。工芸が日々の営みから生まれるものであることを形と技術の双方から浮かび上がらせている。

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瀬戸染付焼の磁器タイルと、伝統的なほぞ継ぎの木工技法を組み合わせた椅子と茶器のシリーズ。「濃み(だみ)」技法が生む深い藍色の揺らぎと、眞窯独自の手描きの絵付けが、異なる筆致、直線・曲線の共存を生み、瀬戸染付焼の本質にある、変化するしなやかさを表す。作品の原型にはスタジオのアトリエで使われてきた椅子と、窯元で長年親しまれてきた茶器が用いられている。工芸が日々の営みから生まれるものであることを形と技術の双方から浮かび上がらせている。

Kasane
Kasane
Kasane
Kasane
Kasane
Kasane

10

Kasane

尾張七宝 x Philippe Malouin

(Tokai)

尾張七宝の技法を用いた、スタッキングボックスシリーズ。京都・銀閣寺の庭園にある砂の造形「向月台」から着想を得て、静かでありながら深い象徴性を持つ切頭円錐のかたちを、模倣ではなく明快さと抑制を通して再解釈している。各パーツは単体でも機能し、重ねることで層状で建築的な構成を生み出す。表面には手作業で施されたランダムなモチーフが配され、銀線七宝の精緻な職人技とミニマルな表現が共存している。

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尾張七宝の技法を用いた、スタッキングボックスシリーズ。京都・銀閣寺の庭園にある砂の造形「向月台」から着想を得て、静かでありながら深い象徴性を持つ切頭円錐のかたちを、模倣ではなく明快さと抑制を通して再解釈している。各パーツは単体でも機能し、重ねることで層状で建築的な構成を生み出す。表面には手作業で施されたランダムなモチーフが配され、銀線七宝の精緻な職人技とミニマルな表現が共存している。

Kataginu
Kataginu
Kataginu
Kataginu
Kataginu
Kataginu

09

Kataginu

有松・鳴海絞 x Bethan Laura Wood

(Tokai)

有松・鳴海絞の括りや畳み、縫いが生む複雑な質感と移ろう模様を、立体的なフォルムへと展開した照明作品。染料の交わりが生む予測できない表情を生み出し、手仕事の加減に応じて変化する染めの生きた質感を捉えている。その痕跡をあえて残すことで制作の過程を可視化しながら、絞りの技法を衣服の領域から日常空間へと拡張する。日本の伝統的な上衣である肩衣に着想を得た造形は光をまとうオブジェへと変容する。

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有松・鳴海絞の括りや畳み、縫いが生む複雑な質感と移ろう模様を、立体的なフォルムへと展開した照明作品。染料の交わりが生む予測できない表情を生み出し、手仕事の加減に応じて変化する染めの生きた質感を捉えている。その痕跡をあえて残すことで制作の過程を可視化しながら、絞りの技法を衣服の領域から日常空間へと拡張する。日本の伝統的な上衣である肩衣に着想を得た造形は光をまとうオブジェへと変容する。

Grid Unwoven
Grid Unwoven
Grid Unwoven
Grid Unwoven
Grid Unwoven
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08

Grid Unwoven

美濃和紙 x Lanzavecchia + Wai

(Tokai)

伝統的な障子を美濃和紙、光、構造の変容を通して再解釈した、自立するスクリーン。職人との協働により、本作のために編み出された紙漉きの工程では、水と重力によって繊維が垂直方向に流れ、堆積する。上部は密度が高く、下に向かうにつれ軽やかに透過し、滝のような表情を生み出す。障子の硬質な幾何学は建築的なフォルムへと柔らかく解きほぐされ、背後の光によって繊維や厚み、内部の揺らぎが浮かび上がることで、全体がひとつの静かな空間として立ち現れる。

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伝統的な障子を美濃和紙、光、構造の変容を通して再解釈した、自立するスクリーン。職人との協働により、本作のために編み出された紙漉きの工程では、水と重力によって繊維が垂直方向に流れ、堆積する。上部は密度が高く、下に向かうにつれ軽やかに透過し、滝のような表情を生み出す。障子の硬質な幾何学は建築的なフォルムへと柔らかく解きほぐされ、背後の光によって繊維や厚み、内部の揺らぎが浮かび上がることで、全体がひとつの静かな空間として立ち現れる。

Fushi
Fushi
Fushi
Fushi
Fushi
Fushi

07

Fushi

美濃焼 x David Caon

(Tokai)

美濃焼の技法を用いた陶製モジュールで構成されたコンソールテーブルと照明作品。精密に制作された同一のモジュールを組み上げることで、器としての伝統を家具や照明へと拡張する。内部構造によって支えられた同一のモジュールは、異なる構成によって二つの作品へと展開される。精密さと古の技が出会い、意思を持つような織部釉は、焼成のなかで均一性を静かに揺さぶる。ひとつとして同じではない表情が、偶然性と完璧さのあいだに生まれる緊張を映し出している。

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美濃焼の技法を用いた陶製モジュールで構成されたコンソールテーブルと照明作品。精密に制作された同一のモジュールを組み上げることで、器としての伝統を家具や照明へと拡張する。内部構造によって支えられた同一のモジュールは、異なる構成によって二つの作品へと展開される。精密さと古の技が出会い、意思を持つような織部釉は、焼成のなかで均一性を静かに揺さぶる。ひとつとして同じではない表情が、偶然性と完璧さのあいだに生まれる緊張を映し出している。

Tohoku

Collaboration第一回は東北6県の6産地と、クリエイターによるコラボレーションを実現しました。参加する工芸産地は、津軽塗 (青森県)、川連漆器 (秋田県)、南部鉄器 (岩手県)、仙台箪笥 (宮城県)、置賜紬 (山形県)、会津本郷焼 (福島県) 。そして、これらの産地と、Sabine Marcelis、Azusa Murakami and Alexander Groves (Studio SWINE)、Ini Archibong、Yoichi Ochiai、Hideki Yoshimoto、Michael Youngの6組のクリエイターがタッグを組みます。

Tohoku

左から、新田源太郎、湯目吏吉也、Maria Cristina Didero、Ini Archibong、落合陽一、佐藤慶太、Michael Young、石岡健一、Sabine Marcelis、佐藤圭、吉本英樹、弓田 修司 (* Studio SWINEのみ不在)

Rain
Rain
Rain
Rain
Rain
Rain

06

Rain

会津本郷焼 x 吉本英樹

(Tohoku)

東北最古の窯場といわれる会津本郷焼の陶器を、モノリスのような造形に埋め込んだフロアライト。大判の陶板を、降り頻る雨を思わせる様な独特の釉薬の表情をそのまま生かし、焼成した。手作り、かつ焼成後に縮みや反りが生じる陶器を、異種素材と組み合わせるために、焼き上がった陶板をスキャンしてデジタルデータとして取り込み、それに合わせて樹脂と金属素材を切削加工することで、この構成を実現した。

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東北最古の窯場といわれる会津本郷焼の陶器を、モノリスのような造形に埋め込んだフロアライト。大判の陶板を、降り頻る雨を思わせる様な独特の釉薬の表情をそのまま生かし、焼成した。手作り、かつ焼成後に縮みや反りが生じる陶器を、異種素材と組み合わせるために、焼き上がった陶板をスキャンしてデジタルデータとして取り込み、それに合わせて樹脂と金属素材を切削加工することで、この構成を実現した。

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05

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南部鉄器 x Michael Young

(Tohoku)

同一の南部鉄器モジュールを、正確な計算に基づいて自在に組み合わせることにより、大小のテーブルと壁掛け作品が生まれた。この構造システムは、デザイナー自身が数十年前に行ったモジュール性の研究を見返すことから始まり、数学的な制約の中で、機能と構造を追求して考案された。モジュールの表面には伝統的な桜模様と、独自の幾何学模様が施されており、これらは3Dプリンターを使用して実現した。

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同一の南部鉄器モジュールを、正確な計算に基づいて自在に組み合わせることにより、大小のテーブルと壁掛け作品が生まれた。この構造システムは、デザイナー自身が数十年前に行ったモジュール性の研究を見返すことから始まり、数学的な制約の中で、機能と構造を追求して考案された。モジュールの表面には伝統的な桜模様と、独自の幾何学模様が施されており、これらは3Dプリンターを使用して実現した。

ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant
ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant
ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant
ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant
ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant
ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant

04

ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant

置賜紬 x 落合陽一

(Tohoku)

ヌルの思想と計算機自然、伝統工芸の共鳴を象徴した、紅花染の置賜紬の茶室。テンセグリティ構造により柱がなく、中央に配置された天然木と四隅の紅花染の紐で、上下に接続される。この移動式茶室は、風土や歴史、DIY精神を象徴する空間を目指し、「草木塔」と「一切衆生悉有仏性」の理念を中心に据える。日本の古典的な哲学、全ての生命が仏性を持つという普遍的な真理を体現し、計算する生命の息吹を感じさせる場所である。

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ヌルの思想と計算機自然、伝統工芸の共鳴を象徴した、紅花染の置賜紬の茶室。テンセグリティ構造により柱がなく、中央に配置された天然木と四隅の紅花染の紐で、上下に接続される。この移動式茶室は、風土や歴史、DIY精神を象徴する空間を目指し、「草木塔」と「一切衆生悉有仏性」の理念を中心に据える。日本の古典的な哲学、全ての生命が仏性を持つという普遍的な真理を体現し、計算する生命の息吹を感じさせる場所である。

Artifact #VII
Artifact #VII
Artifact #VII
Artifact #VII
Artifact #VII
Artifact #VII

03

Artifact #VII

津軽塗 x Ini Archibong

(Tohoku)

世界最古の電子楽器を、津軽塗の手法である唐塗と紋紗塗を施したスカルプチャーとして再構築した。卵形のドームには電子楽器のアンテナが内蔵されており、鑑賞者の手の動きに合わせて、特別に設計されたモジュラーシンセサイザーがコントロールされることで、独特の電子音を奏でる。従来は彫刻的造形と無縁のシンセサイザーが、津軽塗りのボディを手に入れることで、全く新しい体験装置となった。

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世界最古の電子楽器を、津軽塗の手法である唐塗と紋紗塗を施したスカルプチャーとして再構築した。卵形のドームには電子楽器のアンテナが内蔵されており、鑑賞者の手の動きに合わせて、特別に設計されたモジュラーシンセサイザーがコントロールされることで、独特の電子音を奏でる。従来は彫刻的造形と無縁のシンセサイザーが、津軽塗りのボディを手に入れることで、全く新しい体験装置となった。

Metropolis. I
Metropolis. I
Metropolis. I
Metropolis. I
Metropolis. I
Metropolis. I

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Metropolis. I

仙台箪笥 x Studio SWINE

(Tohoku)

武家や商屋の箪笥として生まれた重厚な仙台箪笥の伝統様式に、浮世絵にインスピレーションを受けたグラフィカルでフラットな模様が融合された、全く新しい解釈による仙台箪笥。日本の木版画のダイナミックな幾何学模様と平面性、そして1960年代のメタボリズムにインスパイアされたこの新しい箪笥のデザインは、日本の伝統工芸と先鋭的な建築運動を、「機能的装飾」として遊び心たっぷりに融合させている。

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武家や商屋の箪笥として生まれた重厚な仙台箪笥の伝統様式に、浮世絵にインスピレーションを受けたグラフィカルでフラットな模様が融合された、全く新しい解釈による仙台箪笥。日本の木版画のダイナミックな幾何学模様と平面性、そして1960年代のメタボリズムにインスパイアされたこの新しい箪笥のデザインは、日本の伝統工芸と先鋭的な建築運動を、「機能的装飾」として遊び心たっぷりに融合させている。

Yōkan
Yōkan
Yōkan
Yōkan
Yōkan
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01

Yōkan

川連漆器 x Sabine Marcelis

(Tohoku)

丸みを帯びたボリュームのある2種のテーブルと、なだらかなカーブの稜線が特徴的な壁掛け作品による川連漆器のシリーズ。光と素材の相互作用に常にインスピレーションを受けてきたデザイナーらしく、漆の特性を活かし、その表面に捉えられた光を巧みに操り、見る者をあらゆる角度から探求へと誘う。多少のひねりやアクセントを加えつつも、無駄をそぎ落とし本質を残すことで、漆器そのものに焦点を当てた作品。

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丸みを帯びたボリュームのある2種のテーブルと、なだらかなカーブの稜線が特徴的な壁掛け作品による川連漆器のシリーズ。光と素材の相互作用に常にインスピレーションを受けてきたデザイナーらしく、漆の特性を活かし、その表面に捉えられた光を巧みに操り、見る者をあらゆる角度から探求へと誘う。多少のひねりやアクセントを加えつつも、無駄をそぎ落とし本質を残すことで、漆器そのものに焦点を当てた作品。


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