Rain
会津本郷焼吉本英樹
東北最古の窯場といわれる会津本郷焼の陶器を、モノリスのような造形に埋め込んだフロアライト。大判の陶板を、降り頻る雨を思わせる様な独特の釉薬の表情をそのまま生かし、焼成した。手作り、かつ焼成後に縮みや反りが生じる陶器を、異種素材と組み合わせるために、焼き上がった陶板をスキャンしてデジタルデータとして取り込み、それに合わせて樹脂と金属素材を切削加工することで、この構成を実現した。
Year: 2024
Material: Aluminium, LED, Ceramics
Size: Floor Lamp L80 x W60 x H150 cm
Material: Aluminium, LED, Ceramics
Size: Floor Lamp L80 x W60 x H150 cm
会津本郷焼
東北最古の窯場といわれる会津本郷焼の発祥は1593年。会津若松城主・蒲生氏郷がお城の改修のために播磨国から瓦工を招き、瓦を焼かせたのが始まりといわれます。会津本郷焼には、瓦焼の流れをくむ土物(陶器)と、大久保陶石を原料とした石物(磁器)があり、急須、土瓶、花器が有名です。
Designer
吉本英樹
デザイナー / クリエイティブディレクター。 TANGENT代表、東京大学先端科学技術研究センター特任准教授。 2015年にデザインエンジニアリングスタジオ「Tangent」を設立。デザインとテクノロジーを融合させる手法でさまざまな作品を発表し、世界的ラグジュアリーブランドにも多くのデザインを提供。また、Craft x Techプロジェクトの総合プロデューサー・クリエイティブディレクターを務める。
Artisan
弓田 修司
株式会社流紋焼 代表取締役。会津本郷焼事業協同組合 代表理事。東北クラフトテック連絡協議会 代表理事。 愛知県瀬戸市では、窯業を学び、栃木県益子町で轆轤整形から焼成までを学ぶ。その後帰郷。 東北唯一の磁器の産地である会津本郷焼の窯元として明治35年より工芸品と共に、絶縁碍子、照明器具、タイル等を、産出原料となる大久保陶石の特性と磁器の可能性を模索しながらその生産を進めている。
Material: Aluminium, LED, Ceramics
Size: Floor Lamp L80 x W60 x H150 cm