Craft x Techは、日本の伝統工芸と現代的なテクノロジーを繋ぐ新しい試みです。工芸の美しい素材や技法を、歴史と未来の両面から見つめ、新しく特別なアート作品へと昇華していきます。伝統工芸の各産地と、世界的に活躍するデザイナー / アーティストによるコラボレーションをプロデュースすることで、時に数百年という歴史を持つ工芸に新しい発見をもたらすことを目指します。Craft x Techの第一回目は、東北６県の６産地とクリエイターがコラボレーションします。
また、アート作品の制作のみならず、本取り組みを通じてタッグを組んだ工芸産地の職人とクリエイターによる特別対談の「レクチャーシリーズ」も展開します。
東京大学で開催された特別公開レクチャーシリーズの記念すべき第一回目には、数々の世界的ブランドにデザインを提供しているアーティスト/デザイナーのサビーヌ・マルセリスと、800年以上の歴史を有する秋田県湯沢市の伝統的工芸品「川連漆器」の歴史を受け継ぐ、株式会社佐藤商事の代表取締役社長 佐藤慶太氏が参画しました。両者が各々の取り組みについて紹介したのちに、今回のコラボレーションの軸となる伝統工芸品「川連漆器」についての思いを語っていただきました。初回にも関わらずたくさんの方々にご来場いただきました。
［開催概要］
開催日時：2023年8月5日 (土) 16:00-18:00
場所：東京大学先端科学技術研究センター ENEOSホール
東京都目黒区駒場4-6-1 先端科学技術研究センター3号館南棟1階
登壇者：佐藤慶太、Sabine Marcelis