Work in Progress
美濃和紙Lanzavecchia + Wai
美濃和紙(岐阜県)
岐阜県で作られている和紙。美濃は自然豊かな土地で、和紙の原料となる楮(こうぞ)が採取できる環境であることから、奈良時代から和紙が作られており、その記録は奈良の正倉院にも残っている。薄さと丈夫さ、美しさの共存が美濃和紙の大きな特徴。本美濃和紙 は1969年に国の重要無形文化財に指定され、2014年には手漉和紙技術がユネスコ無形文化遺産に登録された。
Designer
Lanzavecchia + Wai
フランチェスカ・ランザヴェッキアとハン・ワイにより2010年に設立された、イタリアとシンガポールを拠点とするデザインスタジオ。リサーチ、エンジニアリング、ストーリーテリングを融合し、モノと人間の体験の関係性を探求。これまでザノッタやエルメスなどのブランドと協業し、ミラノデザインウィークやデザインマイアミ/バーゼルにて作品を発表。また、レッドドット・デザイン賞の受賞実績に加え、彼らの作品は香港の美術館M+に収蔵されている。
Artisan
ワラビペーパーカンパニー・千田崇統
1983年岐阜県生まれ。南米ペルーのアマゾン、アンデスでの民族との滞在を機に、自然と共に暮らす生き方に共鳴。2011年より市原達雄氏に師事、1300年の歴史を持つ美濃手漉き和紙の技術を継承し、独立。Warabi Paper Company代表。自ら和紙の原料栽培を行い、伝統的な紙を漉く。手漉き和紙の固定観念を超えた表現を確立し、ホテルや店舗、デザイナーやブランド等との創作和紙の製作なども行う。