Craft x Tech Tokai Project 2026 Tokyo Exhibition
本展では、東海3県6産地と、国際的に活躍するクリエイター6組によるコラボレーション作品を世界初公開します。美濃焼、美濃和紙、有松・鳴海絞、尾張七宝、瀬⼾染付焼、伊賀くみひものそれぞれの産地が受け継いできた素材、技術、思想に対し、同時代のクリエイターたちが新たな視点で応答することで、伝統⼯芸の未来像を提⽰します。
美濃焼(岐阜県)
不動窯 伊藤洋平 × デイヴィッド・ケオン
Title:FUSHI
美濃焼の不動窯とインダストリアルデザイナーのデイヴィッド・ケオンは、モジュール化された陶製パーツによって構成されたテーブルと照明のコレクションを発表します。
美濃和紙(岐阜県)
ワラビペーパーカンパニー 千田崇統 × ランザヴェッキア+ワイ
Title:Grid Unwoven
美濃和紙のワラビペーパーカンパニーとデザインスタジオのランザヴェッキア+ワイは、伝統的な障子を再解釈した自立式のスクリーンを制作。
有松・鳴海絞(愛知県)
スズサン 村瀬弘行 × ベサン・ローラ・ウッド
Title:Kataginu
有松・鳴海絞のスズサンとデザイナーのベサン・ローラ・ウッドは、染⾊技法の「絞り」や「括り」が⽣みだす⾊彩の表情を、光を纏う⽴体作品へと昇華させます。
尾張七宝(愛知県)
安藤七宝店 安藤重幸 × フィリップ・マルアン
Title:Kasane
尾張七宝の安藤七宝店とデザイナーのフィリップ・マルアンは、銀閣寺の「向⽉台」から着想を得たミニマルな象徴性を建築的に構成し、スタッキングボックスとして再構築。
瀬戸染付焼(愛知県)
眞窯 加藤真雪 × 寒川裕人(ユージーン・スタジオ)
Title:Chair in Japanese Nuki and Dami style, The Everyday at the Atelier (Standard / Child Scale)
瀬⼾染付焼の眞窯と美術家の寒川裕⼈(ユージーン・スタジオ)は、染付技法「濃み(ダミ)」の筆致やゆらぎを通して、作家と職⼈の⽇常が交差する、椅⼦と茶器のコレクションを展開します。
伊賀くみひも(三重県)
糸伍 松田智行 × アタン・ツィカレ
Title:Yamollo
伊賀くみひもの⽷伍とデザイナー/アーティストのアタン・ツィカレは、組紐の緻密な構造と⾊彩表現を⽣かし、⽕⼭を思わせる⽣命⼒に満ちた光のオブジェを創出します。
コラボレーション作品の実物を、ぜひ会場でご覧ください。
さらに本プロジェクトは、今秋ロンドンへの巡回展を予定しており、⽇本の伝統⼯芸の新たな可能性を世界へ発信します。
[Curatorial Directorʼs Message]
Craft x Techは、 「Craft x Tech Tokai Project」を通じて第二章へと進みます。
二度目の取り組みとして本プロジェクトに臨む私たちは、前回以上の好奇心を携えて再びこの地に戻ってきました。
第一弾の東北地域と同様に、今回のコラボレーションの舞台となる東海地域もまた、私たちにとって特別な奥行きを持つ場所でした。私たちが問いを携えて訪れるはるか以前から、産業の歴史と職人の知が何世紀にもわたり対話を重ねてきた土地だからです。
そして今回、私が予想していなかったのは、各コラボレーションが当初の想定を大きく超えて展開していったことでした。生まれた成果はしばしば驚きに満ち、同時に常に、当初私たちの誰もが想像していた以上のものとなっています。デザイナーと職人の協働が進む過程で、経験と交流を通じた信頼関係が育まれていくのを目にできることも、このプロジェクトの大きな意義だと感じています。
さらに、これらの成果が世界各地で発表されていくことを思うと、この特別なプロジェクトを支える大きな共同作業に、私たちは高揚感と感動、そして誇りを覚えます。関わってくださったすべての皆さまに心より御礼申し上げます。
とりわけ、東京を拠点とする英樹とチームの皆さんに、心より感謝します。
マリア・クリスティーナ・ディデロ
[Exhibition Overview]
タイトル:Craft x Tech Tokai Project 2026 Tokyo Exhibition
会期:2026年5月30日 (土) − 6月2日 (火)
会場:kudan house 東京都千代田区九段北1-15-9
入場料:前売券 1500円 (2026年5月29日まで) | 当日券 2000円 ※日時指定予約制
チケット:Art Passにて前売券を販売中 https://art-ap.passes.jp/user/e/crafttech/